修行と修業って漢字はどう使い分けるのか?
漢字の使い方は悩みますね
ブログを書いていると悩むんですよね、漢字。
間違いのないように変換して伝えようとはしていますが、
もしかしたら過去記事の中で間違っていることがあるかもしれません。
書き手(プロもアマも関係なく)として間違えないようにしなければいけないので、
今回は「修行」と「修業」って似ている漢字を調べてみましたよ。
ホントに漢字はムズカシイデスネ。
「修行」と「修業」
似ていますよね、この2つの漢字。
よく調べて見るとまったく違う意味をもっていることが分かりましたヨ。
何かを覚えたり身に付けたりするときに「しゅぎょう」すると言います。
誰かに弟子入りするときも使いますよね。
そのときに「修行」?と「修業」?が出てきますが、
どっちなのか?
そんな疑問から始まりました。
これから間違えないようにこの機に覚えておきましょう。
前回も間違えやすい漢字を調べてみましたよ☟
萩の月をお土産で貰ったけど「萩」と「荻」は間違えない? - みそカツとナポリタン
修行とは?
仏教の究極的な目的である悟りを開こうという決意のもとに,仏陀の説いた教えを身をもって実践すること。
[名](スル)
1 悟りをめざして心身浄化を習い修めること。仏道に努めること。
2 托鉢(たくはつ)・巡礼して歩くこと。「全国を修行する」
3 学問や技芸を磨くため、努力して学ぶこと。「弓道を修行する」「武者修行」
何ということでしょう~
この「修行」は元々は仏教言葉なんですね。
知りませんでしたよ。
仏教者に対する言葉なのですね。
仏教を学び実践すること =「修行」
今ではそれだけなく、
3であるように学問や技芸を学ぶことも「修行」すると使うのですね。
修業とは?
[名](スル)
学問や技芸を習い、身につけること。しゅうぎょう。「修業中の身」「師のもとで修業する」「花嫁修業」
「しゅぎょう」とも、
「しゅうぎょう」とも呼びます。
この「修業」も学問や技芸を習い、身につけること。
そう書いてありますよね。
「修行」とまったく同じことが書いてあります。
じゃあどっちを使えばいいの?って思いますよね。
自分だけのためが「修業」
「武者修行」
「花嫁修業」
これらは一発で変換できますので、間違いなさそうです。
どうやら自分だけのために習ったりすることを「修業」することのようです。
なるほどと思わせる記事がありましたよ。
「修業」とは一定の業を修めることで、基準に達すれば「卒業」となり資格がつくのだが、「修行」には「卒行」がない。終わりのない行を修めるのが修行である。
「修業」とは自分のため、自分の利益のために業を習いおさめるもの。「修行」はなにも求めず、利害損失を離れて、昔の悟りを開いた人々の道と行ずることである。
第51話 「修行」と「修業」 - 法話図書館 佐藤俊明のちょっといい話
ここから読み解くと「修行」は自分のためでなく「心」を鍛えること、
の意味ではないでしょうかね。
じゃあどっち?
となると、
たいていは自分のことですから、
基本的には「修業」する、という使い方な気もしますが。
しかしどちらかというと一般的に使われているのは、
自分事でも「修行」が多く使われているのではないでしょうか。
「**修行」してます、とかね。
学問や技芸を習い学ぶこととして、
「修行」「修業」ともに同じ解釈されていますから、
どちらも間違いはない、そう感じますね。
最後に
引用にもありましたが、
終わりのあること = 修業
終わりのないこと = 修行
なるほどと思わせる解釈ですね。
一生涯修行です、という使い方は正しいでしょうね。
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