食中毒に注意。2日目のカレーは美味いがウェルシュ菌が危険だぞ!
家カレーって美味しいですよね~
お店のカレーも好きですが、
家のカレーも同じくらい好きなんですよね。
つい、4人前くらい一気に作ってしまいます。
ちょっとまって、
これからの時期、
気を付けてくださいね。
食中毒が危険なんですよ!
言われなくても分かっているよ、
なんて声が聞こえてきますが、
ホントに大丈夫ですか?
家カレーを放置していませんか?
ウェルシュ菌って知ってる?
ウェルシュ菌とは、
人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌスと同じ酸素を嫌う嫌気性菌です。
肉類、魚介類、野菜を使用した煮込み料理が多い。
発生原因施設は、他の食中毒と同様に飲食店、仕出し屋、旅館、学校などの集団給食施設による事例が多く、カレー、シチュー、スープ、麺つゆなどのように、食べる日の前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で放冷されていた事例が多く見られます。
どこにでも存在する菌ですね。
給食で起こりやすいですが、
家でも起こりえますので意識することが肝心です。
なかなかの強敵だぞ
特徴を見てみましょう。
- 100℃の煮沸を1時間以上やっても死滅しない
- 40~50℃が増殖に適した温度
- 空気のあるところでは増殖しない
- 感染すると6~18時間後に下痢などを引き起こす
とにかく、
鍋などで多めに作ったものを、
そのまま室温で放置しないことです。
食べきれずに余ったものは、
早めに冷蔵庫に移すことが必要です。
対策は?
Point
1、まず小分けする
2、すぐ冷やす(15℃以下)
3、冷蔵、冷凍で保存する
早めに1をやって、
2、3は同時にやる感じですね。
40~50℃が増殖に適した温度ですので、
そこを回避するように、
素早く処理しましょう。
とにかく鍋で作ったものを、
そのまま室温で放置しないことです。
そんなことしていると、
翌朝には・・・
キャー・・・
ってなっているかもしれませんよ。
(菌は見えませんが)
特にカレーやシチューなどは、
内部が空気に触れていないので、
菌の増殖がしやすい環境になります。
どんな食品に気を付ければよいのか?
代表的な原因の食品とは、
- カレー
- シチュー
- 肉、魚料理
その他、様々な料理でも報告されています。
一例、
- グラタン
- ロ-ストビ-フ
- チャーシュー
- 若鶏のトマト煮込み
- 煮込みハンバーグ
- ロ-ルキャベツ
- 肉じゃが
- カボチャの煮付け
- 白菜のクリ-ム煮
- おでん
食中毒とはいえ、
人の命を奪うこともあるので、
甘くみないで注意しましょう。
(数年前のユッケ事件が思い出されます)
ちなみに、
ウエルシュ菌が産生する溶血毒のために急死する敗血症例も、
報告されています。
小さいお子さんがいるご家庭は、
特に気を付けてくださいね。